2010年01月18日

中学受験の進学塾選び 親子の話し合い3

受験について親子で話し合うときに、「何のために学校に行くの?」という話になったことはないでしょうか。
ついつい、勉強の目的が、学校に行くことになってしまうことがあります。

子どもは、まず学校社会が生活のほとんどで、その中で人間関係を学び、理不尽さを学び、生きていくことを学んでいます。
つまり、人間を磨いているのです。
これから、どんな人間になって、どんな仕事をし、どのように生きていきたいかを考えるのが学生時代なのです。
学生時代を、いろいろ考えながら過ごしていくには、教えてもらうだけが、知識や知恵を習得する方法ではありません。
きちんと物事を考えられる人になるためには、自分で学習したり、掴み取ったりする力が必要になります。

受験勉強というと「つめ込み教育」と思われがちですが、自ら勉強する習慣をつけることができます。
塾に行っても、公立校でも私立校でも、その後の高等教育に進まなかったとしても、自分で考える力がつきます。
自分で物事を知りたいと思った時に、自分で学習できる力は、一生の宝物になると思いませんか。
ですから、受験勉強は子どもにとって、大変でかわいそうなことではなく、生きていく力なのだと言えるでしょう。

ですから、親の姿勢は大事です。
わからないこと、知りたいことを追求するときは、一緒にやったり調べたりの時間を作って、手助けしてあげてください。
子どもの興味は持続しませんから、できるときにやるようにして、必ずそのときに解決しましょう。
思ったそのときにこそ、身につきやすいのだと思います。



Posted by ban at 12:11