2010年01月18日

中学受験の進学塾選び 親子の話し合い4

お子さんと「将来の夢」について、話し合ったことはありますか。
子どものころの夢というのは、とても身近なことに影響を受けたもので、ほんとうに夢らしく、かわいらしいものです。
ところが、思春期を迎えるにつれ、本当の意味での「将来の夢」(=目標)を見つけるのには、本当に時間がかかるものです。
現実の実力と、現実にできることとにギャップがあることに気づいてしまうからです。
そうはいっても、能力や可能性は無限大ですので、これから勉強や何かの目標に向かって、そのパワーをどんどん使ってほしいものです。
そして、たとえ、なかなか具体的な夢がないからといって、あわてる必要もありません。
目の前の目標をクリアしていくうちに、いろんなことに出会ううちに、見つかるかもしれません。

そこで、今現在のお子さんの夢を、お子さんの言葉で語らせてみましょう。
まだまだ、表現力に乏しく、言葉も足らず、判断材料にならないかもしれません。
「興味があることをもっとやってみたい」「調べたことを話し合える友達がほしい」「地域の友達と一緒の学校に行きたい」「もっとスポーツをやりたい」などなど、なるべくたくさん話させてみましょう。
その中で、何が「うちの子らしい」と感じられ、その成長によいだろうと思えるでしょうか。

これから、中学校探しが始まりますが、その学校にはどんな特徴があって、どんな勉強ができて、どんな夢が持てるでしょうか。
公立中学校が合うと思えば、わざわざ受験などしなくてもよいでしょう。
実際、受験勉強なんて、子どもの「やりたいこと」とそぐわないことのほうが多いでしょう。
小学生の子どもに対して、やりたいことをセーブさせてまで、受験の方が大切だと教えることは、とても難しいことです。
希望の中学に入れたとしても、自分のやりたいことが存分にやれるかどうかは、わかりません。
ただ、私立には、目的を持った子どもが多いのではないか…そこに期待しているのかもしれません。



Posted by ban at 12:11